コラム|東郷町で歯科をお探しの方はみついけ歯科まで

時間 日祝
09:30~13:00
14:30~18:30

 ★ :9:00~12:30 14:30〜17:00
休診日:木・日・祝

  • 地図

親が喫煙すると子どもの歯ぐきが黒くなる!?

みなさん、こんにちは。
 
東郷町の「みついけ歯科」です。
 
 
タバコのパッケージには「タバコは健康を害する恐れがある」という注意書きが大きく表示されていますね。
 
喫煙者本人よりも、受動喫煙させられている周囲の人のほうが健康リスクが高いことは、みなさんもご存知なのではと思います。
 
しかし、受動喫煙で子どもの歯ぐきが黒くなるという事実はあまり知られていないかもしれません。
 
 

タバコを吸う家族がいる子どもの歯ぐきは黒くなる?

喫煙は癌をはじめ、脳卒中や心臓病などの循環器疾患、また歯周病など、多くの病気と関係しています。そうしたリスクを知りながらも喫煙をやめられない人は少なくないでしょう。
 
しかし、タバコの煙は、吸っている本人よりも周囲にいる人の健康を脅かす方にこそ甚大な影響力があります。
 
喫煙者がいる家庭の子どもは、受動喫煙によって口内環境にも悪影響を受けます。10歳に満たないうちに歯ぐきが黒くなって外科的治療を受けた事例は見逃せません。
 
歯ぐきは健康な状態であればピンク色ですが、両親が喫煙者の場合、受動喫煙によって子どもの歯肉にメラニン色素が沈着すると、歯ぐきが黒くなるのです。
 
 

タバコを吸う親の子どもむし歯になりやすい?

発がん性物質などの有害成分は、喫煙者が吸う煙よりも、吐き出す副流煙に多く含まれています。
 
たとえば発がん性の代謝物を生みだすニコチンには約3倍、一酸化炭素は約5倍、アンモニアは約50倍も……
 
なぜなら副流煙は、タバコのフィルターを通さず周囲に拡散されるからです。
 
ニコチンの影響で、唾液の分泌量が落ちてしまう場合があります。
 
唾液には殺菌作用があり、口内を衛生的に保つ効果ががあるため、唾液の量が少なくなると、むし歯や歯周病が悪化しやすくなるのです。
 
家族に喫煙者がいる子どもは、家族に喫煙者がいない子どもに比べて、むし歯になる割合が高くなったという研究結果も報告されています。
 
 

受動喫煙・三次喫煙の危険性について

タバコの煙にはニコチンやタールはもちろん、多くの有害物質が含まれています。
 
本人は喫煙していなくても、身の回りのタバコの煙を吸ってしまうことを受動喫煙と言います。
 
服や壁から漂うタバコの臭いに困惑したことはありませんか?
 
壁や家具にしみついた残留タバコ成分を吸い込んで、健康被害を受けることを「三次喫煙」と言い、受動喫煙以上の悪影響があると言われています。
 
残留タバコ成分は、何週間も何ヶ月も残ります。
 
その環境で生活する場合は、受動喫煙よりもゆっくり時間をかけて、発がん性物質を吸い込んだり、皮膚から吸収したりしてしまうのです。
 
想像してみてください。
 
子どもがタバコのニオイが染み付いたカーテンや家具を口に入れたり、床を赤ちゃんがハイハイしたり……
 
このようなことで簡単に三次喫煙してしまうので、とても危険です。
 
喫煙はご本人だけでなく、お子さまなど周囲の人にも悪い影響を与えてしまいます。
 
ぜひ、周りの人の健康を考えて、できるだけ他人の近くで吸わない、もしくはご自分の健康のためにも、できれば禁煙を考えてみてください。
 
 
みついけ歯科では、お口や歯についてのお悩みをおうかがいしています。
 
困ったことがあれば、お気軽にご相談ください。

 

ページトップへ